ジビエと農業のこと

淡路島内ではじめての
ジビエ処理施設を開業

01野生鳥獣問題

近年、日本全国で野生鳥獣による問題が多発しており、淡路島でも、鹿・猪により多くの被害が発生しています。淡路アグリファームがある南あわじ市でも獣害が深刻であり、農業従事者の営農意欲減退や、耕作放棄も懸念される大きな問題となっています。

02淡路島内で初めてのジビエ処理施設

弊社では、この問題を解決する一助となるよう2015年に淡路島で初となるジビエ専門の食肉処理施設を開業いたしました。これにより捕獲した鹿・猪を、淡路の天然資源として付加価値を高め、鹿肉・猪肉として流通させる仕組みを整えることで狩猟への動機づけとし、有効活用を促進していくための取り組みをすすめています。

03ブランドの立ち上げに尽力

2018年より洲本市鳥獣被害防止対策協議会と連携し、淡路島産ジビエのブランド化事業「AWAJISHIMA shishika」の立ち上げに尽力し、 地元のレストラン、ホテルとともに淡路ジビエの魅力を啓蒙することに努めてきました。

04全国へと拡大

2019年からはさらなるジビエの有効活用をはかるため、ペットフード事業を開始し、淡路島だけで捕獲される鹿・猪だけでは需要に応えらない状況となったことから、2020年現在では全国の処理施設と提携するまでに至りました。

05マウンテンズギフト

「マウンテンズギフト」というブランドは、日本の山が育んだ命を無駄にせず、大切なうちの子の健康を維持するための糧となることを願って名付けました。

農業分野の
生産向上のために

農業・食品関連産業の市場規模

今、日本では利用されなくなった田畑(耕作放棄地)が急速に増えています。南あわじ市でも就農者の平均年齢は65歳を超えており、跡継ぎがいない現状では、今後、ますます耕作放棄が増加していくであろうと懸念されています。 何故、このようなことになってしまったのでしょうか? 原因は様々ですが、ひとつの明確な理由として、農業所得が非常に低いことがあります。2014年3月の日本政策投資銀行の調査によれば、農業・食品関連産業の市場規模は約94兆円あり、産業の主要なプレーヤーである食品工業が約34兆円、関連流通業が約24兆円、飲食店が20兆円、農林漁業が約11兆円(うち農業が約9.5兆円)となっています。 これは無から有を生み出しているはずの1次産業への価値配分がわずかな割合でしかないことを意味しています。もし、この産業自体が衰退して、農産物のほとんどを輸入に頼らざるをえなくなればどうなってしまうのでしょうか。

淡路アグリファームでは、自社農園と信頼できる農家さんと連携することで、淡路産野菜を直接消費者の皆様にお届けするための野菜通販事業を営んでいます。 また、形や大きさが規格外だからというだけの理由で流通できないフードロス問題に対するための加工野菜事業、産地・生産者が特定できる原材料をつかった信頼できるフードを食べさせてあげたいという想い持った飼い主様のためのペットフード事業を通じて、農業分野の生産向上に取り組んでいます。

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